使い捨てプラスチックの廃止

使

毎週、プラゴミの日になると、大きなゴミ袋を出す。それは私たちだけではない。ゴミ出し場にはプラゴミが山積する。このプラスチックが本当に再利用されるかどうかは分からないが、正しく捨てられないプラスチックも多い。再利用ができるとしても、エネルギーはさらに必要となる。ただ捨てることになったら、長年に亘り環境に残る。海洋はもうプラスチックでいっぱいであると言われる。その意味は、どこに行っても海水にはとても小さくされたプラスチックの破片は検出されるし、量は予想より多い。魚や鯨などの動物にもプラスチックが見つかる。大きなプラゴミも良く見つかるし、陸上の環境も同じであると思われる。

この問題は社会レベルの問題である。個人としてプラスチックの消費を減らしたいと思っても、それほどできない。買い物をしたら、プラスチックに包装された商品は多いので、少なくともそれを避けることはできない。

対策はもう世界中に導入されている。例えば、イギリスでレジ袋は5ペンスの有料になっているので、使用量が激減したと言われている。(5ペンスは8円程度)インドで使い捨てのプラスチック包装を完全に禁じる法律を導入するつもりであるそうだ。対策の始めとして、このような施策を真似しても良い。これも、自治体のレベルで対応できる。

まず、レジ袋を10円以上の有料とするのが良い。本当に必要であればそれほどの負担にならないが、普段エコバッグを持っていくことになる。これは一番簡単に導入できる施策だろう。それ以上なら、生産の段階での変化が必要になるので、時間がかかる。

例えば、ペットボトルの利用料は極めて高い。特に日本で、ペットボトルの自動販売機がどこに行っても目に当たる。しかし、炭酸水などの飲み物は、空気が出入りできない容器ではないとダメだ。腐る飲料も保存のために空気を除外する必要がある。この問題は、考えながら解決するべきである。例えば、500ml以下のペットボトルを販売すると、税金を20円を納める義務を課すと、まず値上げになるが、すぐに別な販売方法の開発を促す。条例の執行を2年先とすれば、執行までに販売対策が導入される可能性もある。もう一つの方策はレストランなどを対象として、ペットボトルの使用を禁じることである。レストランで、保存する機械などを導入することはできるので、執行の前に準備の時間を設ければ、対応してもらえるだろう。一般にプラスチックの包装や容器に対応できる。課税すれば、その負担を避けるために方法を開発する会社は少なくない。

ここで罠がある。それは、新しい対策の環境への影響の方が悪い可能性である。実際にそうなった例もあるので、ただ卓上の問題ではない。それを防ぐために、専門家と相談しながら、適切な規則を導入するべきなのである。

2 コメント

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  • 本当はそのまま燃やしたほうがいい。
    プラスチックは良い着火剤であり、燃料になる。そして、ダイオキシン云々は温度が低いと発生しやすい。
    それに生ゴミの水分の関係で二~三回ほど燃やす必要があり、より多くのエネルギーを必要とする。
    廃プラの再利用も輸送の観点から多くの石油を消費する。その輸送先は中共である。
    どこかの中小企業がプラスチックから元の石油に戻す技術を開発したが、石油換算でどれ程の動力を必要とするのだろう?よって、可燃ゴミとして処分した方がいいのだが、環境団体の圧力で分別するという事になった。行政からすれば買い取ってもらえるので、分別推奨なのだろうか・・・知らないけど。

    日EU定期首脳協議等
    https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201807/17eu.html
    英国が参加意向 EU離脱の打撃軽減図る
    https://mainichi.jp/articles/20180719/k00/00m/020/146000c
    刑法犯、戦後最少ペース=上半期39万件、窃盗大幅減-警察庁
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071900377&g=soc
    平成30年1~5月犯罪統計
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00130001&tstat=000001116275&cycle=0&year=20180&month=0

    昔、川崎の親戚の七五三の時此処に行ったんだけど、今度の誕生日に行ってみてくださいな。
    https://umenohana-restaurant.co.jp/shop-list/umenohana/梅の花-二子玉川店/

    • いつもコメントをありがとうございます。

      プラスチックの処分方法として、高温で燃やしたほうが良いかもしれませんね。しかし、使用料を抑えることはまだ基本的な対策だと思います。石油をプラスチックにしてから燃やしても、気候変動の要因となりますし、政策と運送に石油が使われます。それにしても、確かに、再利用の全体的な資源利用を慎重に検討する必要を忘れてはいけません。

      犯罪数がまた減ってきましたね。これも、外国を真似て日本社会に大きな革命をもたらさないほうがいいと思う理由の一つです。

      ところで、梅の花のレストランを聞いたことがあります。うちも、昔行ったことがあるような気がします。別な店舗だったかもしれません。美味しそうですね。

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