穢れへの対応

穢れは、本人が当然忌み嫌う状態であると論じた。そうすれば、対応は当然であろう。避けようとするし、万が一発生したら、なるべく早く直す。

簡単に言えるが、実践はさほど簡単ではなかろう。

気枯れの穢れを無くすために、自分の気力や体力を取り戻さななければならない。そのために、休んだり、治療を受けたり、リハビリしたり、運動や食生活や睡眠に気をつけたりする。産霊が衰えないように、健康を維持する生活を送るのも適切である。この場合、原因は外から来たか、自分の行動であるかは、関係ない。重要なのは、今の穢れを払拭することである。

何かが乱れたら、片付けたり、修理したり、掃除したりする。これで汚れの穢れがなくなる。

結びの中で穢れがあれば、結びを直すのは必要である。これで、相手の協力を得られなかったら、前進できない。結びはお互いであるので、直しもお互いだ。結びの穢れが自分の意図的な行為から発生したら、直すのは特に難しくなろう。相手が結びをまた認めるために、謝る必要もあるし、償う必要もあるだろう。それでも、相手が元の関係に戻ってくれない場合もある。その場合、穢れをなくすために結びを打ち切るしかない。

結びは重要であるし、作ったり保ったりすべきでもあるので、気軽に打ち切るわけにはいかない。その前に、結びの直しに力を注ぐべきであろう。しかし、努力しても穢れがなくならない場合、結びを無くしたら穢れが自然に解消される。それでも、結びを打ち切ること自体はそう簡単にできる行動ではない。結びには感情が絡むので、その感情を解く必要がある。感情をなかなか解けない場合もあるので、その場合結びの中の穢れを全力で直そうとするしかない。

このように感情と結びの打ち切りの間に矛盾が発生する場合、穢れが蔓延する。結びと結びの間の矛盾も、結びと産霊の間の矛盾も、払拭できない穢れを発生させることもある。この中で臨時的な矛盾も恒久的な矛盾もあり得る。臨時的な矛盾は、例えば過労で体力が劣るので、休まなければならない。ただし、休めば運動不足になるので、体力が衰える。それに気力はないが、ただゴロゴロすれば、気力が高まらない。その場合、矛盾がある。何をしても、穢れが発生する。しかし、解決はそれほど難しくない。まず休んで、そして、体力が取り戻されてから、一般的に産霊を取り戻せば良いのではないか。結びを持つ人が時間を沢山要求すれば、その結びに時間を費やしたら、他の結びに穢れが発生する。これでも、まず喫緊になった結びの穢れを解消して、それから他の結びの穢れと取り組む。人間は無限ではないため、このような状況が発生する。

恒久的な矛盾は寧ろ深刻な問題になる。この問題をなくすために矛盾する要素を改変しようとすべきだろう。そのために結びを打ち切ることもある。結びは一般的に必要であるが、ある特定な結びは必要ではない。しかし、結びは重要であるので、せっかく作った結びを保てれば、保った方が良い。そして、結びがあれば、相手には穢れがないように努めるのは当然である。別所で詳しく述べたが、分野には制限がある場合もあるが、結びの中で穢れが発生すれば、それを払拭するのは当然である。だから、結びから矛盾が発生すれば、双方から改善して、矛盾が発生しない状態にさせるのは良い。もちろん、これは双方で穢れが発生しないことを望む。

このような矛盾を避けるために、結びの中には不要な制限や要求を課さない方が良い。結びの質に重要な要素のみに拘るのが良い。もちろん、結びに何が必要であるかは、容易に答えられる質問ではないので、知恵も努力も要することである。同じように、自分の産霊には何が本当に必要であるかは、よく問い質すべきである。結びから穢れをなくすために、自分から不要な要求はないかを確認すべきである。なぜなら、相手に変化してもらえるかどうかはわからないからである。無理があれば、変更を求めるしかないけれども。

穢れを払拭するのは原則であるが、時間がかかる場合もあるし、結びを変えずに払拭できない場合もある。だからこそ、人間は通常より穢れられている。

1 コメント

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  • 腕立て伏せは六十回程しか出来ない。

    とある國会議員秘書がスウェーデンで短期滞在を計画していることを察知し、報告しておいたけど、止めておいたほうが良いと思うな。
    スウェーデン人には英語は通じるが、英語で話しかけられるのを嫌うし、昨今の自作自演転倒動画でアジア系への風当たりが強まっている。
    あと、隣国フィンランドは親日的だけど、スウェーデンは歯牙にも掛けない傾向がある。
    つまり、事情問わず門前払いされる可能性が高い。
    それに報告した以上、監視対象に格上げになるだろうし。

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