チャート 出意人

契約社員の時限

契約社員が永遠まで更新される短期契約の不安定な雇用状態に陥らないように、法改正があった。その内容は、5年間以上契約社員として雇ったら、もう更新できなくて、さらに雇用しようとすれば、正社員としなければならない。 主に逆効果を生んだようだ。契約社員が同じ会社で5年間働けば、経営陣は正社員を増やしたくないので、解約して、別な人を雇うことになっている。だから、年ごとの更新の不安定に加えて、必ずと言っていい程5年ごとに新しい雇用先を探さなければならないことになっている。もちろん、ずっと短期契約であることには変わりはない。 これはやはり法律の失敗である。人の雇用を基準とすべきではなかった。寧ろ、役割を基準とすべきである。つまり、同じ役割を5年間果たしてもらったら、その役割を正社員に担ってもらわなければならないとの規定は適切だろう。...

浄:浄明正直

「浄」というのは、清浄で汚れのない状態を表す。惟神の道の理念として、穢れを避けることも表現できるだろうが、ここで「正」「直」「明」と関連する意味で捉えたいと思う。 「浄」の理念は、自分の人生を模範とすることである。 もう少し具体的に説明する。自分の人生の全てが相手に正しく把握されたら、その人がその人生を模範としても、自分で違和感を感じないことである。つまり、自分の人生の中で自分が批判的に思う要素はない状態を表す。これは明らかに達成できない理念であろうが、目的として適切であるのではないか。そして、「浄」の字との関係も明らかなのではないか。自分の人生や活動には自分にとって汚れとして認める点は一切ない状態を指しているので、清浄な人生を指すとも言える。...

明:浄明正直

「明」が明るくて光ることを連想させるだろう。惟神の道の理念として、「正」で得た知識を提供する行動を指す。いつでもどこでもお説教すると言う意味ではないのは言うまでもないと祈って已まないが、積極的な意味も含まれている。 それでも、消極的な意味を忘れてはならない。消極的な意味は、事実と異なることを信じさせない理念である。周りの人に嘘を信じさせることは「明」の理念に背く。もちろん、堂々と嘘をつくのは「明」から遠く離れている。しかし、言葉は正しいけれども、文脈などから間違った意見に誘導することがわかったら、言い方を変えるべきである。同じように、沈黙で間違えさせる行動もよくない。自分の誤りで他人に不確かな情報を伝えることも、「明」に違反する。確かに、自分で真摯に信じれば、相手に伝えるのは判断として批判できない行動だが、本当に間違っていれば、「明」に違反する。「明」を保つために、「正」に励むしかない。...

正:浄明正直

「正」と「直」の関係は深い。「正直」でその事実が明白になる。それでも、理念として区別したいと思う。 「正」は、事実を知る理念として掲げたいと思う。その上、事実を正しく把握するために努力することも含まれている。 「正」のために、勉強することは重要である。物事の事実を把握するために勉強したり研究したりすることは基本だろう。行動する前に調べることも「正」の一部であろう。 事実を正しく理解しない限り、行動が好ましく実る可能性は極めて低い。英国の欧州連合離脱の過程を外から見れば、これを痛感する。離脱の影響をよくわからない人は多いし、交渉の状態を正しく把握していない英国の政治家は大半であるようだ。この事実は、最後の危機に至った時点でようやく明らかになった。だから、行動する前に正しい理解は必要である。 つまり、狭い意味で、行動する前にその行動の要素や背景を把握するように努めるべきである。...

再逮捕

先日、ゴーン元日産会長は再逮捕された。その再逮捕は、裁判所が勾留を延長を認めなかった直後だった。 ゴーン容疑者の有罪無罪を問わずに、これは極めて問題視すべきな行動であると私は思う。裁判所が明白に「これからさらに交流するに値する理由はない」との判決を言い渡したにも関わらず、検察がその判決を無視して、勾留を続けた。 合法な行為であるかもしれない。検察官は弁護士の資格を持っているので、その点がわかるに違いない。しかし、合法であれば、急遽に法律を改正して、違法とすべきである。権力の濫用ではないとしても、明らかに権力の悪用である。...

直:浄明正直

神道で、「浄明正直」という4文字が重視される。実は、神職の資格の名称はこの文字から取られている。確かにいいことばかりだが、具体的な解釈はそれほど簡単ではないだろう。ここで、私の解釈についてちょっと論じたいと思う。まず、一文字ずつの解釈とする。...

元々本々

「元々本々」というのは、神道でよく聞かれる理念の一つである。その意味は、「はじめをはじめとし、もとをもととする」と言われる。つまり、元の形に立ち返り、その出発点から出ていることを確認することである。 この理念を保守的に解釈するのは当然だろう。いつも、過去の通りにすべきであるかのように受け取ることには無理がない。しかし、そういう風に解釈しない方が良いと私は思う。...

燃料税

気候変動に対応するために、二酸化炭素を排出する燃料の利用量を激減しなければならない。それだけではないが、実はそれだけできたら、問題はほぼ解決されるのではないかと思えるほどだ。(森の伐採なども問題を悪化するし、牛等の動物のゲップも大きな問題だ。本当のこと。) 燃料の利用量を抑えるために、直接に制限を課すこともできる。しかし、このような措置には柔軟性はないので、社会問題が起きると予想できる。例えば、緊急に燃料が必要になるが、自分の利用量はもう尽きた場合、悪いことが発生してしまうこともある。だから、できれば間接的に制限した方が良いと思われる。必要性は特に高い場合、利用できるが、普段利用を抑える状態は望ましい。...

社会参加

外国人労働者の搾取を防止できたら、日本人と共に日本で楽しい生活を送ることができるように措置を用意すべきである。行政に娯楽を提供する義務はないのは言うまでもないが、外国人労働者には日本人と接して楽しんだり、共同活動に貢献したりする機会はないと、社会問題の発生は見込まれる。外国人労働者は孤立の気分で、周囲の社会とのつながりを感じなければ、自分の行動がどうその社会に影響を及ぼすのかについて関心を持つことは難しい。(これは、外国人労働者に限る問題であるわけではない。貧困層の間にも、富裕層の間にも発生する。)そして、日本人と移民の間の摩擦や軋轢は、親しみによって防ぐことはできる。...

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