新年の奉斎

元日に起きてから、食べる前に神棚にお札を奉斎する。まず、手水などをして、正装に着替える。(大晦日と同じように、和装が良かろう。)そして、家庭と神棚の御祓を行う。

それから、お札を奉斎する。お札を年末までに入手して、綺麗な場所に奉安するが、拝まない。家庭の代表者が宮型にお札を入れたら、新年の祝詞を奏上する。

この祝詞で新年の計画と方針を明言する。特に、反省の結果で目標を変えることとしたら、その変更を明らかにする。場合によって、奉斎するお札も変わっただろう。そうなら、去る年の最後の神棚祭祀で感謝を込めて神様を神送りするが、新年で新しく奉斎する神様を歓迎する。

祝詞で一年の予定をかなり詳しく説明するので、この祭祀は普通の祭祀より長くなるに違いない。そして、家庭揃って方針や新年抱負を語るので、お互いに励まし合うこともできる。祝詞でこの支え合いを認めるのは重要である。つまり、目的を立てるだけではなく、お互いに支え合うことを誓うことが祝詞の内容になるべきだろう。

神饌も考えなければならない。いつものように神饌を供えて、祭祀が終わったら一緒に食べるべきではあるが、用意する余裕はない。幸い、それに適した料理がある。御節料理である。大晦日に用意して、冷蔵庫に置いておく。そして、元日の朝に出して、まず神棚に供える。それから朝ご飯とする。

できれば、元日に氏神神社で新年祈願祭を執り行ってもらうのが良い。氏神神社には神職はいなければ、近所の神職のある神社までお参りするのは良かろう。待ち時間もあると予想できるし、元旦祭もあるはずだから、事前に神社で相談して適切な時間帯を決めるのは良かろう。これも、できれば和装でお参りするのは良いが、天候によって余儀なく変更されることもある。

元日は主にゆっくりする家庭で楽しむ日になるようにする。大晦日は遅いので、走り回るとさらに疲れてしまう。

歳神棚は、数日祀るべきである。その間、鏡餅のままで毎日拝むことにする。最後に、1月7日に七草粥を供えて祀って、歳神様を神送りします。その祭祀が終わったら、鏡餅を下げて分けるし、歳神棚を解体する。これとともに他の新年飾りを片付ける。

どんと焼きは15日が伝統的であるが、現代社会で2週間特別な期間を保つことはできないので、七草の伝統を借りて期間を縮小する。できれば、この7日間に特別な経験を取り入れたいのだが、仕事始めは主に3日になっているので、できることは少ないだろう。この点について、更に考えたいと思う。

3 コメント

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  • 今日は祖父の葬式があった。
    享年九十七歳、春雨型駆逐艦整備兵として勤務。
    同期らと共に靖國神社で桜の苗木を植えたとのこと。
    昭和も遠くになりにけり。

    • 白露型駆逐艦春雨整備士官だった。
      山形の尋常小学校卒業後海軍に入隊。
      大往生であった。

      • 御愁傷様でございます。昭和はもう記憶から消えつつ、歴史だけになる次第ですね。

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