誘惑の商売

誘惑の例を考えれば、それを商売とすることは多いことに気づく。当然だろう。人間は自然に弱いことを商売とすれば、お金を儲けることは多い。実は、私はPatreonというサイトで、ある画家を支援している。この画家は、私が書くTRPGという趣味のための絵を描くが、素晴らしい絵を作り出す。(だから私がお金を出す。)同じサイトで、腕がそれほど上手くないが、性的な絵を描く画家も登場する。性的な絵は技能の絵より10倍ほどの報いをもらえるようだ。商売として、誘惑はとても有力な商法である。

では、惟神の道でどう考えれば良いのか。その設定は、自分の商売でどうすれば良いかとことである。

麻薬等の場合、商売とするべきではないのは明らかだろう。購入する人に損害を与えるし、産霊や結びに貢献しない。お酒やタバコはこれに含まれている。

賭博はそれほど明白ではない。賭博は長期的な損害をもたらさないので、ただの娯楽として終わることがある。確かに産霊にも結びにも貢献しないが、娯楽も重要であるので、すぐに禁じることはできない。ただ、慎重に考えるべきである。客がギャンブル依存にならないように独自の施策を講じるべきである。例えば、完全に予約制にして、予約する時点でギャンブルの予算を決める制度を導入して、週に2回などの制限を導入すれば良い。そして、結びに貢献するように工夫することもできる。賭博の友達ができる環境を作ったりすることである。それでも、本当に慎重に考えるべきである。あまり適切な商売ではないと言える。

性的な商売はまた違う。AVなどの本質は美術作品なので、産霊に貢献する。ソープランドも、芸能の一種であるので、それも産霊の表現である。惟神の道から見れば、根本的に悪質ではない。それでも、留意すべき点がある。

まず、「性と美術」で述べたように、性を主役とする美術は、美術として品質が劣る場合は多い。そうならないように努めなければならない。作品を作製する側であれば、品質に気をつけるべきである。小売側であれば、品質が優れる作品を探して、推薦すべきだろう。経験の芸能を売る場合、品質、つまり技能に気をつけなければならない。もちろん、働く人の労働条件に気をつけて、雇用者の産霊や結びに貢献するように努力しなければならない。

そして、客の色欲を悪用しないようにも気をつけなければならない。作品を鑑賞することは娯楽なので、客に対して積極的に勧める行動ではない。一方、作品を作るための資金を得る方法として、客に楽しんでもらうのは最適である。だから、客を受け入れるのは適切な行動だが、誘惑にならないように努めたほうが良いのだ。賭博と同じように、自由に取り消すことができる予約制を導入することで誘惑の強さを抑えることはできる。そして、お金と時間のことを、性的なことと別々で考えさせる制度も良い。例えば、欲しい映画を選んでから、別な部屋でただ値段と鑑賞時間を話して予約を確定する。このように工夫すれば、誘惑をなるべく搾取しない。

もちろん、この方針で労働が増すし、売上が減る。倫理的に商売を行えば、誘惑の特別な利益と繋がる要素をなるべく抑えるので、普通の商売のように儲かるようになるだろう。そうなると、効果的に工夫している兆しになるので、歓迎すべきである。

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