日本国憲法第百四条

右翼がずっと「憲法改正、憲法改正」と叫ぶが、第九条ばかり。確かに「日本を囲む安全保障の環境が厳しさを増している」。だが、憲法改正なら、より重要なところがあると感じざるを得ない。それは第百四条。

首都圏の富裕層の年寄りに迷惑を掛けてはいけない

日本国憲法第百四条

この条文から発生した弊害は甚だしい。

財源を確保するために富裕層の所得税率を上げようとすれば、憲法違反。首都圏の富裕層の年寄りの納税額が増えるので、迷惑だ。

地方衰退に歯止めをかけるために機能を首都圏から移そうとすれば、憲法違反。首都圏の便利さがちょっと下がるので、富裕層の年寄りを含む首都圏の住民の迷惑。

環境問題に取り組めば、憲法違反。今挑むために生活様式を変える必要があるが、首都圏の富裕層の年寄りの迷惑になるし、問題が否めないほど深刻になる前に死ぬので、迷惑で憲法違反。

少子化対策で今と違う方針を導入すれば、憲法違反。慣れてきた家族像が変えたら、精神的な大迷惑だから、憲法違反。

これで「あのう、日本国憲法は第百三条までだよ」という人は浮上するだろう。だが、違うに違いない。いわゆる「秘密条文」だ。だって、第百四条はなければ、最近の日本の政権の活動は理不尽だろう。格差社会や少子高齢化、地球温暖化や一極化を問題として叫ぶのに、効果ありそうな対策を一つも取らないし、解決に向けて動くことは微塵もない。

やはり、所有権の保証が空き家対策を難しくすると同じように、首都圏の富裕層の年寄りの迷惑禁止が我が国の深刻の問題と取り組むことを難しくしている。政治家の忖度だとは言えるだろう。この日本の政治家にはそのような態度があるのか。

いや、やはり秘密条文しかない。憲法改正は必要だ。第百四条から。

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